みなさんは、糖尿病の新薬インクレチン関連薬をご存じですか?
3年前に登場した糖尿病の新薬インクレチン関連薬は、実は、2型糖尿病患者さんにとってはとても嬉しい新薬なのです。
なぜならば、血糖が高くなったときだけ作用するために低血糖を起こしにくく、体重増加の心配も少ないなどの特長が注目されているからです。
経口薬と注射薬があり、単独で使用する場合と、従来の薬と併用する場合があるそうです。そしてインクレチン関連薬によって、初めて十分に血糖コントロールができたというケースもあるほどです。
それでは、もっと具体的に説明しましょう。
2型糖尿病の新薬、インクレチン関連薬
インクレチン関連薬とは、小腸に存在するL細胞から分泌される消化管ホルモンの総称である「インクレチン」の分泌をうながす薬です。
糖尿病の新薬としても注目されています。このインクレチンの働きにより、インスリンの分泌が促されるので、血糖値を下げることができます。
インクレチン関連薬のメリット
この薬が注目されているのは、今までの糖尿病の薬よりも優れている点があるからです。今までの糖尿病の薬では、低血糖になる危険がありました。
食事をしたら血糖値はとうぜん上がりますね。その高くなりすぎる血糖値分を薬で下げるのですが、薬の量と食べる量の調整がうまくいかないと、低血糖状態になる可能性があり、患者さんにとってとても危険な状態になります。
でも、インクレチン関連薬ならば、たとえ食べる量が少なかったとしても、必要以上に血糖値が下がらないという特徴があります。
つまり、インクレチン関連薬は、「低血糖になるリスクがない」、というメリットがあるのでとても安心です。
さらに、薬の量についてもメリットがあります。今までの糖尿病の薬では、1日に多くの種類の薬を飲む必要があり、頻繁に薬を飲む必要がありました。
そのため、薬を飲み忘れるということもあり、毎日続けていくには患者さんの生活や精神的負担がありました。
しかし、インクレチン関連薬は、1日に1~2回程度飲めば効き目が持続するので、薬を飲みつづけるという患者さんの負担がだいぶ軽くなる、というメリットがあるのです。
しかしデメリットもあります。
インクレチン関連薬のデメリット
インクレチン関連薬のデメリットは、1型糖尿病の人や、悪化してしまった2型糖尿病の人には効果がないということです。
つまり、膵臓のインスリンの分泌能力がなくなってしまっていると、薬の効果がない、ということでしょう。その他、副作用などが出る場合もあるようです。
今日のテレビ番組でその詳細が、理解できるでしょう!
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